今さらだけど、モアイとイースター島について。(Vol.1)「電車に乗っている間は、いわば人生のつなぎの時間」(有川浩『阪急電車』児玉や清解説より)

2015年06月16日

【ノーベル文学賞】子育て中の方にも読んでほしいアリス・マンロー


少し前ですが、素敵な短編小説家を発見しました。

カナダの作家アリス・マンロー。

読んだのは、『ディア・ライフ』です。

ディア・ライフ (新潮クレスト・ブックス)


何気に手に取ったのですが、
「ノーベル文学賞」を受賞していて、
「チェーホフの再来」とまで言われているそうです。


何がすてきか。

その説明は、
訳者あとがきにある、他の作家さんの言葉をご紹介したいと思います。

***以下引用***

アメリカの作家エイミ・タンは同ブログで、
ノーベル文学賞はともすると政治的姿勢を明確にしている作家に与えられる傾向があるが、
今年は文学的価値のみによって決定されたことに驚いた、と述べ、

「これまで『家庭』はキャンバスとして小さすぎ、
本当に素晴らしいものは描けないと見なされてきたが、
今回の受賞は、
家庭生活を描いた物語の価値を認めたものだ」

と記している。

********************


そうなんです。
とっても家庭的だったり、
俗物的だったりして、
親近感が湧くんです。

日本とカナダと離れてはいるものの、
身近な物語のように感じてしまうんです。

まさか、こんな素朴な物語を書く人が、
ノーベル文学賞を受賞されているなんて、
思いもしませんでした。


しかし、言葉のひとつひとつは、
丁寧に選ばれて、情緒があって、
染みわたってきます。

たとえば、


***

「真鍮色の夏」

***

という表現が出てきました。

豊かな表現力ですよね。

どんな夏なんだろう。
懐かしく思いだした時、
若い自分とその夏をまぶしく感じた表現なんだろうか。

かげろうがゆらゆらゆれて、
日ざしがきつく差し込んで、
アスファルトがにぶく光っているような、
そんな夏を思い出しているのだろうか。

全然違うかもしれませんが、
想像が膨らみます。

なぜ、この本が、
「子育て中の人にもオススメ」かというと、
読み進めるうちに、寝ている我が子を起こしてでも、
ハグしたくなるような、そんな気分になる短編が多いんです。

訳者あとがきにも、
こう、書かれています。

***

母親がほかの事に気を取られているあいだに子供に危機が及ぶ、
というのはマンローの作品にたびたび見られるモチーフだ。

***

物語の子供たちが、
かわいそうになったりするのです。
でも、ともすると、自分がしてしまうかもしれない、
危ういぐらいの「ひどい仕打ち」で、
ああ、ごめんなさい、と訳もなく思わせられたり、
子供を愛おしく思ったり、
感情を揺さぶられるのです。


まあ、それほど、深く考えなくても、
さらっと読めて、
「ああ、おもしろかった」
と読んでもいいような短編集なので、
お時間が許す方は、
ぜひ手にとってみてください!






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hachilabo at 01:00│Comments(0)日本の文学・小説 

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